10月も半ばを過ぎ、すっかり秋らしくなってきました。
工房の近くの雑木林にアカゲラ(キツツキの仲間)の声が響き、
高原のような涼しい気候になってきたのだな、と感じます。
さて、本日はILLUSTRATIONS のページの Postcard/絵葉書の画像を追加しました。
制作の合間に画像を取り込んだり、調整したり、ゆっくりリニュアル中です。
(※水色の文字をクリックなさると、参考ページに展開します。)
→ ILLUSTRATIONS Postcard/絵葉書のページ
そもそも、
私がこんな風に植物をスケッチし、絵葉書を制作するようになったのは、
2011年の 3.11 東日本大震災がきっかけでした。
大学では日本画科を専攻しましたし、花鳥風月、特に植物が好きで多く描きますが、
震災後の春に芽吹く植物のエネルギーに魅せられ、
特に屋外でスケッチをする試みを始めました。
描いたスケッチを、当初は Facebook にアップしていましたが、
2013年の3月からは、母校の東京芸術大学の卒業生有志のプロジェクトで、
サポサポ project という、アート&デザインで
被災地を支える方々をサポートする活動に参加して、
絵葉書を本格的に作るようになりました。

「東北を憶う・裏磐梯にて アキグミ」
望月麻里(鉛筆、色鉛筆)illustrated by Mari Mochizuki /2013年 サポサポ プロジェクト出品用

「秋の野を歩く
望月麻里(鉛筆、色鉛筆)illustrated by Mari Mochizuki
思いがけず、絵葉書にお心を寄せてくださる方が多くいらして、
サポサポ projectの展覧会や、個展で少しずつ絵葉書を販売するようになりました。
植物ひとつひとつの表情を丁寧に観察し描いていますので、
その気持ちが少しでも皆様に届けば嬉しいです。
ちなみに、年末の12/2(金)~12/4(日)に
南青山でサポサポ projectの展覧会が予定されています。
新作の絵葉書や望月麻里のgoodsも販売しますので、どうぞお楽しみに!
望月麻里