DIARY:私のローマ / 長い長い夢・夢への一歩

 

 

 

 

私の心の故郷、ローマのモンティ地区 Rione di Monti。
1994年からアーティスト・イン・レジデンスで滞在しました。

ローマの中では比較的大きな地区で、
私が滞在したのはモンティ地区の地下鉄B線 Cavour カブール駅界隈。
コロッセオやフォロ・ロマーノまで徒歩10分もかからない
古代ローマのインスラと呼ばれる庶民の住居の名残ある街です。

 

 

現在、この地区で私の小品展の企画をいただき、
ローマ ⇄ 日本 で連絡を取り合いながら準備を進めています。
会期は未定ですが来春の予定 ?

小品展の準備の模様を、こちらで少しずつ綴っていこうと思います。。。

 

 

 

 

 

 

何度もこちらで書いていますが、
原画を担当したホールマークのレターシリーズ
” Mindful Sketch ” の ” Travel Memories “ の風景も
モンティ地区にあるボルジア階段を描いたものなんです。;)

 

 

 

 

 


 

 

 

2016年5月。
ローマへの久しぶりの旅で出会ったブティック、
ノット・ユア・ドールズ  Not Your Dolls 。

ジャスミンの花の香りが漂う裏通りに、
何とも、とんがった可愛らしい名前に魅かれ入ってみたのです。

 

 

Not Your Dolls  Via degli Zingari 51B, 00184 Rome, Italy

 

 

 

店内をよく見ると、なかなか都会的で洗練された品揃え。
デザイナーの Paola さんが
店内の隅々まで気を入れていることが伝わってきました。
ジンガリ(ジプシー)通り Via degli Zingari の
ボヘミアンな雰囲気にもぴったりな佇まいです。

 

 

Not Your Dolls ではファッションだけでなく、
アーティストのグッズやプリント作品をセレクトしていて、
初めて伺った時に、私はメランコリーな雰囲気のプリント作品を購入。
雨が多かった滞在もこの作品にイメージを重ねて、
楽しい思い出になりました。:)

Paola さんはシャイで控えめな方ですが、
なんとなく相性が合う事がお互いに感じられました。
お店の前を通るたびに、ディスプレイを丁寧にほどこされているのが垣間見られ、
また、私に Mari ! と声をかけてくださるような方なのです。

 

 

 

 

2016年12月の私のローマ旅行では、
Paola さんが近々始まるアーティスト Lisinka さんのオープニングに
Facebookで 招待してくださいました。

この時、Paola さんには 私が 原画を手がけたホールマーク の商品と
抹茶チョコレートをプレゼント、
初めて、私も絵を描くことを自己紹介しました。
Paola さんはホールマークの商品を大変気に入ってくださいました。

 

 

個展のオープニング・パーティーに伺った
若きアーティストの Lisinka さんはローマのアカデミア出身で、
絵が大変に上手い方でした。小品展ですが丁寧な構成でしたよ。

 

 

アカデミア出身の若きアーティスト Lisinkaさんの小品展。 2016年12月

 

 

気に入った作家の展覧会では、私は印刷物などを購入して参考にします。
この時は Lisinka さんのプリント作品を購入。
プリントといっても手刷版画ではなく、印刷のような、
用紙も光沢感も日本では見かけないカテゴリ。
オリジナルのネームタグ風のシールや名刺などの作りも丁寧でした。

羊皮紙風の紙に鉛筆と白い色鉛筆の絵は、私の手法にも似ていました。

 

 

 

 

 

オープニングは
お芋とローズマリーのピッツァなどをつまむ下町っぽいアペリティフ♪

 

 

 


 

 

 

2016年12月のローマの旅から1年以上経った今年の初めに、
キュレーター(アートプロデューサー?) の Rossana さんから、
Not Your Dolls での作品展の企画のメッセージをいただきました。

ちょうど、ローマでは広重や北斎、漫画の展覧会が続けて開催され、
日本文化への関心がさらに深まった時期でしょうか?
小さなブティックでの小品展が、
ちゃんと専門家によって構成されるのも興味深いですね。

 

急遽、私の英語のポートフォリオを
ローマ在住で日本人のグラフィック デザイナーで
Proteofood も運営されていらっしゃる Mika さん に翻訳していただき、
イタリア語のポートフォリオとして再構成し、ローマに送りました。

 

ローマで、小さくてもいつか展示を、と願ってギャラリーを歩いていましたが
思いがけない展開です。

” 夢への一歩 ” を 歩み始めました。。。

 

 

望月麻里のイタリア向けポートフォリオ

 

つづく


最後まで読んでくださりありがとうございます!  望月麻里

 

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参考文献、参考資料:こちら


私のローマ
新シリーズ / 長い長い夢
目次

その1 :夢への一歩 

 

 

初夏編 / ジャスミンの花香る頃に
目次

その1 :ローマのモンティ地区に滞在
その2 :国立古典絵画館(バルベリーニ宮)、モンティ散策
その3 :滞在先の修道院にチェックイン、フォロ・ロマーノへ
その4 :ローマ国立博物館(マッシモ宮)、夜のヴァチカン美術館へ
その5 :ローマ国立博物館(アルテンプス宮)、親友と地元ごはん
その6 :パンテオンに降る真紅の薔薇のシャワー、ローマ散策&スケッチ
その7 :古代遺跡でピクニック&スケッチ、地元ごはん、ローマ散策
その8 :ブラマンテの回廊で朝食、ローマの宮殿や遺跡で花のスケッチ
その9 :カノーヴァのカフェ、ローマ散策&お買い物、ゲットー
その10:ローマの心の風景、ボルジア階段

冬編 / オレンジの樹と鐘の音
目次

その1 :ローマ、冬のモンティ地区
その2 :サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ
その3 :修道院にチェックイン & カンパニアの林檎のスケッチ
その4 :港町の遺跡、オスティア・アンティーカの美を訪ねて
その5 :ローマのピラミッド、ローマのエジプト
その6 :カピトリーニ美術館へ
その7 :ドリア・パンフィーリ美術館のクリスマス・ツリーと絵画散歩
その8 :クリスマス・イヴのアート散歩 & ファルネーゼ宮殿
その9 :ナターレの朝、アヴェンティーノの丘で
その10:パラティーノの丘散歩、ピニェート地区でランチ
その11:小道の奥へ
その12:ローマ国立博物館(マッシモ宮)
その13:ローマでの不思議体験
その14:MAXXI(イタリア国立21世紀美術館)へ

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筆者:望月麻里(もちづき まり)画家  Contact

清泉小学校、清泉女学院中・高等学校卒業。
東京芸術大学美術学部絵画科 日本画専攻卒業。
1994-1995年にアーティスト・イン・レジデンスでイタリア・ローマに滞在。
展覧会、グループ展出品多数、
東京、鎌倉を拠点に平面作品の発表を続けるかたわら、
料理家 辰巳芳子氏の著書の挿絵、絵本の挿絵、
Hallmark社のステイショナリーの原画を手がける。