DIARY:私のローマ / S.G.ファレニャーミ教会の天井崩落

 

 

ローマに観光に行く方なら必ず訪れる、
フォロ・ロマーノ Foro Romano と
カンピドーリオ広場 Piazza del Campidoglio。

カンピドーリオ広場に建つ市庁舎の裏手に広がるローマの完璧な風景に
誰もが息をのむことでしょう。。。

 

2018年8/30、この完璧な風景の一部でもある
サン・ジュゼッペ・デイ・ファレニャーミ・アイ・フィオーリ教会の
Chiesa di San Giuseppe dei Falegnami ai Fori
チャペルの天井が突然崩れるという事故がありました。

事故を伝えるR it. の記事(映像あり) → こちら

 

ローマの完璧な風景の中のサン・ジュゼッペ・デイ・ファレニャーミ・アイ・フィオーリ教会(画像左手オレンジの壁の三角屋根)

 

この教会は
カンピドーリオ広場からフォロ・ロマーノへ下る道に隣接し、
また、教会地下には マメルティヌスの牢獄 という遺跡があり、
多くの観光客が訪れます。

幸いチャペルは非公開で怪我人はありませんでした。
また、近く結婚式が予定されていたそうで大きな被害にならず不幸中の幸いでした。
美術史的には貴重な木製の天井装飾が失われ残念です。

 

 

フォロ・ロマーノへ続く坂道。右手オレンジの建物の一部の屋根が崩落。

 

Giggle Eeathより画像撮影拝借

ウィキペディアより画像拝借・サン・ジュゼッペ・デイ・ファレニャーミ・アイ・フィオーリ教会内装

 

古代遺跡フォーリ・インペリアーリ(皇帝たちのフォロ)から望む

 

 

 

1600年初頭に建設計画が始められ1663年に教会は完成。
その後、修復を経ています。

ウィキペディアより画像拝借・サン・ジュゼッペ・デイ・ファレニャーミ・アイ・フィオーリ教会ファサード

 

 

 

 

 

今まで何度ここを歩いたか数えられません。
また、2016年初夏と冬にローマを旅した時もここを歩きました。
教会の外壁が修復後で生まれ変わっていたので大変印象的でした。

修復後の建造物がなぜこのような事故にあうのか、
原因を究明していただきたいものです。

 

 

修復後の美しい壁

 

大好きなパンジーが窓辺に咲いていて印象的でした。

 

市庁舎の反対側の断崖と、
サン・ジュゼッペ・デイ・ファレニャーミ・アイ・フィオーリ教会地下は
いにしえの処刑場や牢獄だった名残で独特の空気感があります。

 

一方、アカンサスなど野草がしげり、
2016年初夏の旅では二日間にわたりスケッチをしました。
その時のことをDIARYにも書いています。
私のローマ / ジャスミンの花香る頃に その8

今回の天井崩落事故を伝える映像に、
私が以前スケッチで座っていた場所が映っていて、近くて驚きました。

 

 

サン・ルーカ・エ・マルティーナ教会(左)と遠景のフォロ・ロマーノ、右は今回崩落のあった教会

 

 

崩落したチャペル内には美しい天井装飾とフレスコ画
パイプオルガンがあったそうです。
聖母マリアの夫で大工の聖ヨセフ(ジュゼッペ)を讃える教会です。
美術史家のコスタンティーノ・ドラツィオ氏 Costantino D’Orazio が
Rai ニュースで 被害について コメント されていました。

 

 

市庁舎裏からのローマの完璧な風景が元どおりになるには
長い時間がかかりそうです。

 

 


 

最後まで読んでくださりありがとうございます!  望月麻里

 

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私のローマ
新シリーズ / 長い長い夢
目次

その1 :夢への一歩 

 

 

初夏編 / ジャスミンの花香る頃に
目次

その1 :ローマのモンティ地区に滞在
その2 :国立古典絵画館(バルベリーニ宮)、モンティ散策
その3 :滞在先の修道院にチェックイン、フォロ・ロマーノへ
その4 :ローマ国立博物館(マッシモ宮)、夜のヴァチカン美術館へ
その5 :ローマ国立博物館(アルテンプス宮)、親友と地元ごはん
その6 :パンテオンに降る真紅の薔薇のシャワー、ローマ散策&スケッチ
その7 :古代遺跡でピクニック&スケッチ、地元ごはん、ローマ散策
その8 :ブラマンテの回廊で朝食、ローマの宮殿や遺跡で花のスケッチ
その9 :カノーヴァのカフェ、ローマ散策&お買い物、ゲットー
その10:ローマの心の風景、ボルジア階段

冬編 / オレンジの樹と鐘の音
目次

その1 :ローマ、冬のモンティ地区
その2 :サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ
その3 :修道院にチェックイン & カンパニアの林檎のスケッチ
その4 :港町の遺跡、オスティア・アンティーカの美を訪ねて
その5 :ローマのピラミッド、ローマのエジプト
その6 :カピトリーニ美術館へ
その7 :ドリア・パンフィーリ美術館のクリスマス・ツリーと絵画散歩
その8 :クリスマス・イヴのアート散歩 & ファルネーゼ宮殿
その9 :ナターレの朝、アヴェンティーノの丘で
その10:パラティーノの丘散歩、ピニェート地区でランチ
その11:小道の奥へ
その12:ローマ国立博物館(マッシモ宮)
その13:ローマでの不思議体験
その14:MAXXI(イタリア国立21世紀美術館)へ

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筆者:望月麻里(もちづき まり)画家  Contact

清泉小学校、清泉女学院中・高等学校卒業。
東京芸術大学美術学部絵画科 日本画専攻卒業。
1994-1995年にアーティスト・イン・レジデンスでイタリア・ローマに滞在。
展覧会、グループ展出品多数、
東京、鎌倉を拠点に平面作品の発表を続けるかたわら、
料理家 辰巳芳子氏の著書の挿絵、絵本の挿絵、
Hallmark社のステイショナリーの原画を手がける。