DIARY:私のローマ / 長い長い夢・Not Your Dollsと私

 

 

 

 

ローマ・Monti(モンティ)地区、
Not Your Dollsというショップでの小品展まであと2ヶ月弱と迫りました。
展示に向け、日々、様々な準備に追われていることが楽しいです。
春のローマにご滞在、ご旅行の方は、ぜひ、お運びくださいませ。

 

 

●望月麻里 小品展
2019年3/22(金)〜 4/19(金)
Not Your Dolls
Via degli Zingari, 51/B, 00187 Roma RM
イタリア・ローマのセレクトショップにて小品展
キュレーター:Rossana Calbi

 

 

 

長く夢見ていたローマでの展示。
今回はギャラリーの展示ではありませんが、
尊敬するアーティストの先輩からも
絶対に企画に応じるべき!とお言葉をいただいて、
ローマだから、きっと色々あっても想定内(笑)、心から楽しみたいです。

 

 

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ローマの地下鉄B線 Cavour駅近く
Monti 地区にある Not Your Dollsという小さなショップとの出会いは、
今、思い返すと不思議なつながりも。

(Not Your Dollsで展示をすることになった話題は前回の記事に。→ こちら

 

 

 

 

 

 

 

現在、このwebサイトのメイン画像の一枚で使っているこのペン画。
10年以上前に、望月麻里のオフィシャルサイト を開設する際に、
TOPページのイメージ画像として描いたものなんです。

 

 

このペン画は、1994年から私が滞在した、
当時はまだ職人街だったローマのMonti地区がイメージで、
その一角に、私の小さな工房があったら。。。と想定した風景です。

Monti地区は現在はエキゾチックでおしゃれなスポットですが、
その頃は、噴水広場に放し飼いの大型犬がのんびり歩き、
各ドアの前には椅子が置かれ高齢者がおしゃべりをするような、
テルミニ駅からもコロッセオも近いわりにパッとしない、
誰も歩いていない長閑な地区でした。

 

 

 

2016年夏にwebサイトをリニュアルすることになり、
webデザイナーから、新しいwebサイト用の横長サイズの画像を求められ、
旧サイトで使用していたこのペン画と、
2016年5月にローマで撮影した写真を急いで合成し再利用しました。

 

 

 

 

このペン画で描いたドアの前に構成した自転車は写真で、
Not Your Dollsの前で撮影したことを、最近、思い出しました、
というよりも、Google Earthでお店周辺を再確認していて気づきました。

 

 

 

 

 

2016年のジャスミンの花咲く頃、
ローマ滞在の初日に散歩していて、
このグラフィティ(落書き)が気に入って撮影したのでした。
写っている自転車を、後で画像構成で使うとは、この時は想像もしなかったです。

 

 

 

 

壁を撮影し、後ろを振り向くと、
Not Your Dollsなんて、とんがった名前のショップがあったのです。
でも、可愛いし気になるショップでした。

 

 

 

 

このショップと出会った時は、
まさか、今後、ここで展示をするなんて思いもせず、
デジャヴ・既視感のような風景を、
私は自分のwebサイトのリニュアル時点で構成していました。

 

 

 

 

 

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1994年からのローマの滞在は、
アーティスト イン レジデンスと言っても、
初めての海外生活で、後ろ盾もなく(または上手く甘えられず)
私にとって辛いことも多くありました。

また、その後、帰国して私は癌を患って後遺症に苦しんだため、
なかなかローマを再訪できず、心残りもあり、
きっと、私の一部はまだMontiに漂っていたと思います。

 

けれども、なんとか身体と相談しながら等身大の絵を描き続け、
流れに逆らわず、いろいろな絵の仕事をしているうちに、
この街 Monti へ帰ってこられました。
一つ一つの仕事の蓄積の結果、人生って不思議です。
そして、癌を患った私が生きていること自体にも感謝です。

 

 

Monti地区の歩き辛い石畳。古代からの街並み残り、地下には遺跡が多く眠っています。

パニスペルナ通り、坂の上は大学。

Monti地区名所の噴水広場、噴水はベルニーニ(父)の作品で古地図にも載っています。

 

 

 

2016年のローマ滞在で、通算1ヶ月お世話になった修道院は、
残念ながら昨年末で閉鎖されてしまいました。
清潔なお部屋で、親切で、でも、ちょっとゆるくて大好きでした。
シスター方に展示を観ていただきたかったです。

 

ですから、今回は滞在先探しも生じました。
アパートは一人では広すぎて割高だったり、エレベーターがなかったり、
壁がカラフルすぎて苦手だったり、中心地まで遠かったり、
仮予約したアパートは近所で殺人事件があってキャンセルしたり。。。
レヴューの良い修道院を仮予約するも、部屋で飲食不可が判明し断念。
(でも、この修道院は今後、滞在したいです。)
ようやく前半は Monti地区の小さな B&Bに、
後半はMontiを初めて離れてRegola地区のアパートです。

Regola地区は、現在はイタリア国内のフランス大使館になっている
ファルネーゼ宮 Palazzo Farnese があり、
美味しいお店と職人街も残っていて私には心地よい雰囲気です。

 

 

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昨日、仕事の打ち合わせで立ち寄った銀座 教文館さんで、
須賀敦子さんの詩集を見つけました。

須賀さんが30歳の頃にローマで綴った詩を編んだものだそうで、
同じくらいの年齢の時に、私もローマに住んだので興味深く読んでいます。

 

 

 

 

ローマでの小品展は、ペン画ではなく、
鉛筆、色鉛筆、日本画の画材で描いた日本の花の絵をメインに展示します。
キュレーターはRossanaさんという、若きインディペンデント キュレーターです。
私は花の絵で詩を編みます。

これから、少しずつ、展示についても、こちらで書いてまいります。
お楽しみになさってください。 😉

 

望月麻里

 

 

 

つづく。。。

 

 

聖書のことば日めくり「恵みの花束 A Bouquet of Blessings」
いのちのことば社 2019年2月中旬出版予定
イラストレーション Mari Mochizuki