DIARY:私のローマ / 長い長い夢 その16

日本とローマをつなぐ(ローマ日本文化会館)

 


 

 

 

旅の2日目。

朝一番で、
サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会
Chiesa di Santa Maria della Pace へ。

 

 

 

 

ローマ在住で、
美術史家 コスタンティーノ・ドラツィオ氏の 著作 を 翻訳 された、
翻訳家 Mayumi さん にお目にかかる用事があり、
マルグッタ通り Via Margutta でお昼をご一緒することに。
Mayumiさんの ご本 にちなみ、お目にかかる前にラファエッロの作品を拝観。

 

サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会の
キージ家礼拝堂 のラファエッロ作のフレスコ作品「巫女たち・Sibille」。

 

 

 

 

せっかくなので隣接する美術館
キオストロ・デル・ブラマンテ Chostro del Bramante の
BACON, FREUD, LA SCUOLA DI LONDRA 」展も立ち寄りました。

20世紀イギリスの画家 フランシス・ベーコンやルシアン・フロイド、
その周辺の画家の作品を構成した展覧会。

 

 

楽しみにしていた、マイケル・アンドリュース Michael Andrews の作品。

 

 

 

Mayumiさんと待ち合わせたお店は、Il Margutta vegetarian food & art 。
ベジタリアン・ブッフェの素敵なお店を教えてくださいました。

 

ローマの ” 芸術家通り ” という面も持つマルグッタにふさわしく、
ベジタリアン&ヴィーガンのメニュー構成。
店内はエレガントで、POPアートが展示されています。

 

 

 

 

Mayumiさんとは、出版物=商品を出すことの努力や、
プレゼンテーションについてを話すことができました。

ローマで、こんなにさり気なく、優しく、美的に過ごすひとときを、
旅人にご提案くださる方がいらっしゃるでしょうか?
日本とローマをつなぐ文化大使のような存在の方との、大切な時間。

 

 

会食後、
マルグッタ通りが舞台の映画のロケ地を覗いたり、
素敵な靴屋さんのウィンドウを眺めたり、
ポポロ広場 Piazza del Popolo までゆっくり歩いて。。。

 

Mayumiさんが、まだギリギリ拝観できるかも?と、教えてくださって、
お別れした後に、私は広場に面したサンタ・マリア・デル・ポポロ教会 へ。

ラファエッロ設計のキージ家礼拝堂が拝観できました。
何度観ても奇跡的な美しさです。

 

 

 

 

 

夕方に、再び、マルグッタ通りに戻り、
Galleria Monogramma で開催の芸大後輩 Hiroko さんのグループ展へ。
バブイーノ通り Via del Babuino の カフェ で彼女と別の作家Rさんと合流。

 

 

 


 

 

 

翌日の旅の3日目は、ヴァッレ・ジュリア地区 Valle Giulia にある
ローマ日本文化会館 L’Istituto Giapponese di Cultura にお邪魔しました。

 

 

文化会館のある地区は、
ヴィッラ・ジュリア国立博物館や国立近代美術館、
ローマ大学建築学部など立ち並ぶ文教地区で、
街の喧騒を離れ過ごせる環境です。

昨春は10日ほど、この地区に滞在しました。

 

 

文化会館へ向かうトラムの停留所から。映画監督フェリーニ生誕100年を祝うイベントの看板。

 

 

 

今回の旅のミッション、
ローマ日本文化会館内の図書館に私が挿絵を担当した書籍を寄せること、
そして、文化会館に展覧会の案内状を置いていただくこと。

前もって文化会館へメッセージし、両件共に快諾してくださいました。

 

 

エントランスのビオラの花々に、心の緊張もとけて。

 

ローマ日本文化会館の建物は、東京藝術大学の大先輩、吉田五十八 氏(1894-1974)の設計。

 

 

幸せなことに、
ローマ文化会館の図書館の約3万2千冊の蔵書に、
恩師の 辰巳芳子先生  のご著書(挿絵:望月麻里)と
拙書(絵本)を加えていただけました。

 

現在、図書館検索 で、日本語のタイトルだけ入力すると探すことができます。

●「 ママがおこるとかなしいの 」(金の星社)瀬川文子・モチヅキマリ
●「 娘につたえる私の味 」(文藝春秋)辰巳浜子・辰巳芳子

 

 

辰巳先生のドキュメンタリー「 天のしずく 辰巳芳子 “いのちのスープ” 」は
2014年2月に、ここ、ローマ文化会館でも 上映 されました。
また、辰巳先生ご自身がイタリア料理をローマで学ばれたので、
ご著書が蔵書に加わり、弟子としても大変嬉しく思います。
私の挿絵は少ないのですが、春の七草や海藻などを描いています。

 

拙書「 ママがおこるとかなしいの 」は、
コーチング(親業)をベースにした家族のコミュニケーションのお話です。
日本では教育委員会のwebサイトでテキストとして使われていたり、
各新聞、” 読みきかせ ” の TV番組で紹介されました。
図書館でお手にとってくださいましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に微力ではありますが、日本とローマをつなぐことができ、
勝手に嬉しくてちょっと震えながら、
近所の国立近代美術館の大好きなカフェで、パニーニをかじりました。

自分の中では、単なる観光客としてなら、
ローマの図書館へはおこがましくて行かれませんでした。
小さくてもローマで展示を企画していただけて、ステップに。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

旅の2日目と3日目は連夜、
モンティ地区の和食&ギャラリー   Doozo さんへ。

 

2日目の夜は
芸大後輩のHirokoさんのご希望で、急にアペリをご一緒することになり、
東洋人への刺さるような視線を気にせず、のんびりと美味しい酒を。

 

3日目の夜は
私の個展会場のNot Your Dolls ファッション・デザイナーのPaolaさんと、
展示の準備で細やかに支えてくださった
ローマ在住・グラフィックデザイナー&Via Bella Italia の Mika さんと会食。
Paolaさんの希望でDoozo に。

驚いたことに、午前中に文化会館の図書館で対応してくださった青年が
スタッフとして働いていて、再会にお互いビックリ!
熱心に日本を学ぶお姿に感心しました。

 

 

 

 

 

Paolaさんは
翌日のイベント準備があったにも関わらずお付き合いくださり、
疲れさせてしまったかもしれないけれど、
お酒を交わしながらお話しできて嬉しかった。

ローマのお姉様 Mikaさんと久しぶりにお目にかかれ幸いでした。
日本とローマをつなぐお仕事を精力的に続けられています。
Mikaさんが描かれたイラストレーションの旗なびく、
ローマの日本市  メルカート・ジャッポネーゼ に、いつかうかがえますように。

 

 

 

 

 

 

時差ボケと日本酒、春の夜風。
石畳を歩きB&Bに帰りました。