NEWS:「東慶寺の香りを紅茶にのせて」創作日記その2

 

 

北鎌倉 東慶寺オリジナル紅茶
「東慶寺の香りを紅茶にのせて」東慶寺宝蔵内売店で発売中!

お紅茶のパッケージとパンフレットを担当し、創作日記を書きました。

 

創作日記その2

 

 

「東慶寺の香りを紅茶にのせて」とマフィン / 東慶寺・寺庭様 撮影

 

 

少し前から、東慶寺様の売店の雰囲気が洗練され、素敵な方がご担当になったのだな、と、感じていました。
お参りの後に立ち寄るのが楽しみでした。

 

 

東慶寺様の唐紙カード / 京都 かみ添 製

 

 

東慶寺様の売店で、私が感服したお品が、東慶寺オリジナル唐紙(からかみ)グリーティングカードです。唐紙は 京都の かみ添 さん製。


東慶寺様の宝物で重要文化財の「 葡萄蒔絵螺鈿聖餅箱 」は桃山時代に作られたカトリックのミサで用いるご聖体を入れる箱です。蓋に大きくイエズス会紋章とキリストの象徴でもある葡萄が蒔絵で描かれています。この葡萄を美しい唐紙に展開されたのです。

この柔軟さは、まさしく北鎌倉らしさ。
禅・ZENを翻訳し世界に伝えた釈宗演禅師と鈴木大拙氏が活躍された東慶寺らしさ。
久しぶりに本来の ”鎌倉” を、私はこの唐紙に感じていました。

 

東慶寺様のオリジナル線香「水月」「空華」も素晴らしいお品。
葡萄蔓の意匠の「空華」「水月」は東慶寺様の 水月観音様のお姿が描かれています。

 

 

 

売店に並ぶお品は、ひとつひとつ美しく、お寺や仏教への熱い思いが感じられるものばかり。

この世界観を紡ぎ始めていらっしゃる東慶寺 寺庭様のご連絡は
本当に驚き、孤独に制作する者としては大変な励みになりました。

 

 

 

 

紅茶開発のコンセプト

 

 

・参拝後も、東慶寺の花々や境内の空気感を思い出していただけるようなもの。
・見た目の美しさ
・見た目のみならず、中身も素晴らしく、心からおすすめできる物
・誰にさしあげても喜ばれるようなもの
・東慶寺の大地の再生の応援をしていただける商品(売り上げの一部を大地の再生へ)

 

 

パッケージ箱の面を季節に見立てた庭図にしました。
個人的に 東慶寺様の花まつり(4月8日)の椿の花の飾りが好きで、椿をあえて箱の正面(春)と天面に構成しました。