すみれの花便り。
東京・八王子界隈のすみれの山に出かけた記録です。
今回は登山家が主宰されているツアーに参加、当日はお天気にも恵まれ、心から楽しめる一日となりました。
day one(1日目)
ツアーの前日に麓の街に到着。
気になっていた登山者向けの定食屋で、素晴らしく美味しい ”出汁まき卵定食” のブランチ。夕食のおむすびも持ち帰り用に注文しました。
この土地の自然や歴史を学ぶためにミュージアム へ。
化石のように樹脂に眠るこの山のすみれたち。
ミュージアムが想定外に楽しくて時間をかけて鑑賞しました。
その後、宿にチェックイン&早めに就寝。
day two(2日目)
ツアー当日、始発のケーブルカーで山上の駅へ。
線路左右にタチツボスミレの群生が一面に咲いていました。
ここからは登山家の先生と参加者3名の方と合流。いざ、出発。
季節柄、標高が高いところでは開花が控えめでしたが、このツアーは一面のすみれの海原より、すみれの種類の多さと見分け方が目的。しっかりと学びました。
すみれや足元の野草に心寄せつつ、私は山の風景にも魅せられました。落葉高木のカツラの植林が美しかった。
後半は、私も何度か歩いた沢に下り、この土地ならではのすみれや、すみれ周辺の草花も観察できイメージを編みました。
私の場合、作品になるまで時間がかかりますが、この山を歩いた軽やかな気持ちを、少しずつ描いていこうと思います。
※環境の保護のため草花の写真は控えました。ご理解願います。
packing with me(荷造り)
今回の宿泊先は登山者向けのドミトリー、一部屋男女混合10名で二段ベッド。こういうスタイルの部屋に泊まるのは初めてで、パッキングに悩みました。
スケッチの時に使っているリュックと手提げバッグ。私の場合、スケッチブックを入れる手提げがどうしても必要なのです。今後はポケットいっぱいのベストでも買おうかな。
帽子、折り畳み傘、メガネ、山のすみれのガイドのコピー。スケッチブックと画材少々。電車内やベッドでリラックスするために読やすい本。
使い捨てスリッパ(宿のレビューを参考に。)、手袋、着替え。
バッグに常備しているポーチ。今回は携帯カイロ、アルコールティッシュ、湿布、ワセリンなど。
登山保険(数百円)も加入、登山届はガイドの先生が提出してくださいました。
鼻炎対策一式。くしゃみと鼻かみはカロリーを消耗するのでトレッキング時は要注意です。
充電用バッテリー。手持ちのものは旧式で重いので、今後、軽量のものを購入予定です。
カップ(宿のレビューを参考に。役立ちました。)とお茶。
今回は常食しているライ麦パンも持参。
登山当日の朝食は、たっぷりの温かいミルクティー数杯とライ麦パンのチーズサンド(カマンベールチーズはコンビニでも購入可)。ミニマムでも自分がホッとできる味をいただきたい。
登山の朝、最寄り駅のロッカーに着替えやカップなどの登山に不要なものを預け、装備は可能な限りミニマムにして出かけました。
ドミトリーで同室だった方々は国際色豊かで、私よりずっと若い方ばかり。登山に慣れている方は、登山着のまま寝ているような雰囲気でした。私もそれくらいタフになりたい(笑)。
若い頃に私は富士山山頂に一泊した経験があって、当時の山小屋を想えば今回の宿は快適でした。
すみれの花たちの導きで、人・土地・文化との出会い、学びがあり、それらは私にとって愛おしい時間です。
すみれの花便り
望月麻里
画家・イラストレーター
東京藝術大学美術学部絵画科
日本画専攻卒業
鎌倉市在住
mochizukimari.com
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