幸せな花たち スタジオ便り・2024年7/1

 

 

久しぶりに「スタジオ便り」更新です。
皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

 

 


 

トレイルの思い出

 

小さなスケッチブックを片手に、4月から5月は身近な低山をひとりでよく歩きました。


山の植物の観察会に参加し学んだトレイル(歩くための道)を、復習しながら歩いたり。

気象庁で火山の活動情報をチェックする事・山の事故について学んだり。

山あいを1時間に1本だけ走る路線バスは、いつも堅実な旅人や海外からの観光客で楽しく混雑している事を知ったり。地元の方々の親切に感謝したり。


山道で、私にとって憧れのすみれの花に出会え嬉しくて飛び跳ねたり。。。

 

 

ローマ在住の親友と医師のご主人が、ローマ郊外の遺跡を巡るウォーキング・トレッキングのインストラクターの資格を取得されたので、いつか一緒に歩く事を目標にしています。

 

 

 


 

幸せな花たち

 

スタジオの庭で描いた草花のスケッチ5年半分を集め、 ” fiori felici (幸せな花たち)” という名前の小さなプロダクトを試作中です。

 

 

 


オーヴァルの小品

 

10月に東京・銀座で開催予定の 個展に出品する ” すみれ絵 ”の小品がようやく整ってきました。


この ” すみれ絵 ”は、野山などで実際に観察したすみれと野草を組み合わせ、
鉛筆や色鉛筆で描いています。
それらを京都で和紙に摺っていただき、その版画の上から望月自身が一枚ずつ手彩色しています。

今年は東京のすみれの絵柄なども加え15種類を展示予定で、可能な限りお持ち帰りいただけるよう、数点ずつストックも用意しました。

 

最初のラフスケッチから完成・額装まで、10以上の工程を経ています。

 

 

スタジオにこもって細かな作業のルーティン。
そんな日々の
気分転換は読書。


林洋子氏(現 兵庫県立美術館館長)による藤田嗣治 研究のご著書の数々。
絵画制作だけでなく、身のまわりの物を、服でも家具でも何でも、純粋にDIYした藤田の楽しさ!
林氏の丁寧なご研究や歩みにも元気をいただきました。

 

 


 

最後までお読みくださりありがとうございます。

 

皆様にとって素敵な夏の日々でありますよう!

 

 

    麻里