今年もMari Mochizuki Fine Art Studio
画家 望月麻里のオフィシャルサイトをご高覧いただき、ありがとうございました
みなさんにとって2024年はどんな一年でしたか?
私にとっての2024年を振り返ってみました。。。
”月日の経つのは早い”
よく耳にする言葉ですが、2024年も私にとっては大変長く感じた一年でした。
草花の取材、創作活動、日々の生活など、不器用すぎるからなのでしょうか。
そんな中でも、ふんわりと私らしい ”何か” が出来上がると静かな達成感がありました。。。
2024年の春はすみれの花を訪ねよく歩きました。
特に、憧れの登山ガイド・峯村先生のツアーに参加できたこと、年齢に対しての厳しい参加条件にあわせて身体をトレーニングできた事は自分でも誇りに思えました。
低山での経験を作品化していく過程は大変時間がかかりましたが、秋の作品展で数点発表できた事も幸いでした。
峯村先生のスミレ観察会、いつも山や自然の中に身を置かれている先生の清さ、澄んだ瞳が印象に残りました。
移動中に足元に気をつけながらのスケッチは良い思い出。
スタジオの庭のすみれ達(ビオラ、パンジー)も元気をくれました。
鎌倉の旧市街の住民からは ”鎌倉のチベット” などと揶揄される我が街、昭和レトロな商店街で新しいお店の開店が続き、在宅仕事の私にとっては嬉しい年でした。
昨春開店の隠れ家的な小さな珈琲店。
アンティークで整えられた空間の趣味がよく、店内にはこの街ゆかりの湖を想わせる小さな風景画や、磔刑図のマリア様を部分的に切り取ったキャンバスなどが飾ってあって、欧州が恋しい私を静かに和ませてくれています。
さらに今夏には、素材を厳選のブーランジェリー(職人が粉を選び、工房で焼いたパンを直接売る店)が開店。
若きブーランジェ(パン職人)は東京の美大出身で美術教員を長く務めた方で、スタッフの方は日本美術史がご専門との事。まさか鎌倉のチベットで、現代アートや美術の話ができるなんて夢のよう。焼きたての雑穀のパンを求めるのが楽しみになりました。
2024年10/1〜10/10に銀座 伊東屋 本店様にて開催された望月麻里 作品展 〜 花・庭・旅 〜 では、たくさんのお客様がご来場くださいました。
遠方からはるばるお運びくださった方々、久しぶりの再会が嬉しい方々、初めてお話しするお客様との交流、刺激と学びの多い毎日で幸いでした。
たくさんのインバウンドのお客様が、本館の店内に置いた案内状を手にご来場・ご鑑賞くださった事も励みになりました。特に、オーストラリアから偶然にお一人でご来場のアンジェリカさんの芳名帳へのメッセージに感涙、彼女の万年筆のメッセージをTシャツにしたいくらい嬉しかったです!
素晴らしいお花もたくさん頂戴しました。
ありがとうございました
以前から、手がけてみたかった商品づくりに挑戦しました。
そのひとつは包装紙。
今回のデザインは、鎌倉のスタジオの庭で描いた数年分の草花のスケッチを配置し、花柄の包装紙に仕立てたもの。
ひとつひとつの草花に思い出があり、何気なく描いたスケッチが想定外に活きたりして、楽しい作業でした。
今年は藤田嗣治の関連本を数冊読み、服でも家具でも何でも「創る」フジタの姿勢に勇気をいただきました。
身近なものを手作りする事は、本来はアーティストにとって当たり前のこと。これからも挑戦したいです。
秋の展覧会後に広尾の宗朋先生のお教室で、炉開きのお祝いに参加できました。
帆立の貝柱入りおこわや香の物、亥の子餅はすべて先生のお手製で、素晴らしく美味しく優しく、和やかで幸せなひとときでした。
先生のご自宅にはさりげなく拙作を飾ってくださっていて、涙が出そうになります。感謝。
12月に料理の恩師の辰巳芳子先生が100歳になられました。
先生への百寿のお祝いの寄せ書きカードを、先生のお庭で描いた草花のスケッチと共に編み制作しました。
料理も絵の制作と同じように手や心を込めます、今後も大切にしたいです。
2024年も皆様には大変お世話になり ありがとうございました
お健やかに佳い年をお迎え願います
麻里
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望月麻里
画家・イラストレーター
東京藝術大学美術学部絵画科
日本画専攻卒業
鎌倉市在住
mochizukimari.com
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