展覧会:番外編 望月麻里 作品展 2022年

 

 

 

銀座 伊東屋 K.Itoya様での作品展の会期中に、東京に一泊したので番外編として書き留めておきます。

 

宿泊先は、東京メトロ有楽町線「新富町」駅の築地明石町の宿。
ちょうど、竹橋の東京国立近代美術館で「 鏑木清方展 」が始まり、尊敬する清方画伯の話題の三部作「浜町河岸」「築地明石町」「新富町」も展示されますので、それにちなみ宿泊先を選びました。

 

 

鏑木清方画伯の作品「築地明石町」を使った展覧会や画集のフライヤー。

 

新富町にはかつて「新富座」という劇場があって、鏑木清方画伯は木挽町から劇場近くの小学校に通っていました。
三部作の「新富町」には背景に新富座が描かれ、うっすらですが「仮名手本忠臣蔵」五段目と憶われる看板絵も見えます。

 

鏑木清方画伯の作品の絵葉書。三部作のうちの「新富町(部分)」と、奥は歌舞伎座に展示されている「さじき」。

 

現在の築地明石町。

 

ホテルの窓から築地明石町・居留地通り界隈を望む

 

銀座伊東屋様での作品展会期中は、みぞれ降る寒い日もありましたが、春が急に進み、お江戸の桜が満開になりました。

 

 

 

晩餐は、GINZA SIX 内の EATALY さんへ。

イタリアの食前酒の定番アペロールのスプリッツ Spriz と、季節野菜のグリル、イタリアの煮込み料理の定番のトリッパ を注文。作品展の接客中は私は昼食を摂らないので、元気メニューをチョイス。

 

塩梅もよく美味しい一皿でした。

 

トリッパはハチノスのトマト煮、スタミナメニューです。

 

華やかな夜の銀座。

 

 

夜の銀座伊東屋本館。
お隣はブルガリ(ローマのブランド)とティファニー。

 

 

 

部屋からの夜景。隅田川やレインボーブリッジも見えました。
少し前まで、母と弟がこの界隈に住んでいたので懐かしい風景でもあります。

 

 

早朝、築地明石町を散策。桜が綺麗でした。

 

 

居留地通りの聖ルカ礼拝堂。

 

 

 

1874年11月創立のカトリック築地教会。
東京で最初に建てられた教会です。

鏑木清方画伯は幼少の頃に築地明石町で遊び、のちに「理想郷」と回想しています。
居留地界隈に憧れをもってスケッチし、この街に咲く西洋紫陽花の新しさや儚さを愛しました。画伯もこの通りを歩いたことでしょう。

 

カトリック築地教会

 

 

築地教会と聖路加タワー。

 

 

 

築地明石町の枝垂れ桜。

 

 

 

 

朝食はラルフローレンのカフェ Ralph’s Coffee で購入。
銀座通りに1年間限定で出店されています。

 

 

 

アメリカらしい人参ケーキがあったのでテイク・アウェー。
ホテルの部屋はイタリアのコーヒーメーカー illy のマシンがあったので、朝、人参ケーキと美味しいコーヒーをゆっくりいただきました。

 

 

 

 

 


 

 

某学芸員様に偶然に「鏑木清方展」の招待券をいただいたので、東京国立近代美術館へ参るのが楽しみでした。

 

 

拙作の展示閉幕後、桜が散る前に足を運べました。

 

 

 

 

 

清方作品は画伯の日乗を描いた作品もありますが、多くの作品は幻となった江戸情緒です。
それらは私の中でフランスの小説家マルセル・プルースト(清方画伯と同世代)の「失われた時を求めて」も連想させます。

追想を作品として編んでいく長い長い時間と、幻を作品に具体化する画伯の情熱に魅かれます。