スタジオの庭では野菊が咲く季節になりました。
豊かな晩秋の日々。
皆様はいかがお過ごしでいらっしゃいますか？
スタジオ便り、お読みくださりありがとうございます。
晩秋の北鎌倉
10/27（金）に北鎌倉・東慶寺様の筆供養に参列しました。
筆供養では、日本画家で東京藝術大学日本画科教授でもいらした前田青邨（まえだ せいそん）画伯のご命日にちなみ、東慶寺墓地内の画伯の墓前と筆塚で住職様がお経を唱えてくださり、筆を供養します。
以前から東慶寺様に参った時や、絵の仕事の区切りなどに、個人的に筆塚でお祈りしていました。また、画伯は歌舞伎俳優の十一代目 市川團十郎夫妻を支えた方でもあり、成田屋贔屓の私にとって、その心意気を尊敬していました。
2021年に東慶寺様からのお声がけで私も筆供養に参列するようになり、今年も昨年に続き、藝大日本画出身の仲間がご一緒くださいました。東慶寺様が長年続けていらっしゃる画家のための筆供養を、一人でも多くの方に知っていただければと願います。
筆供養の日に、東慶寺様売店で「東慶寺花だより基金」の花束（東慶寺庭園の草花で構成）の販売があり、お庭への気持ちを寄せました。この日は十三夜でもあって、ススキの穂も編まれた詞花集です！
菊の香りに満ちたこの日の夜のスタジオを、私は忘れないでしょう。。。
2023年筆供養の日に。
こちらは、昨年2022年筆供養の日に描いた花束。
筆供養の帰りに参拝した北鎌倉 浄智寺様のお庭のシュウメイギクも見事でした。
10/29（日）の朝は、14世紀から続く北鎌倉 円覚寺様の国宝の洪鐘（おおがね）の完成を祝った60年に一度の神事「洪鐘祭（おおがねまつり）」を見物。
朝は強い雨でしたが、お祝いのパレードが始まる頃には快晴に。
こどもさんたちの参加が多く、手作り感あふれる心あたたまるお祭りでした。
私が住む町のお囃子が出ていて、若衆の見事な演奏に元気をいただきました。
11/5（日）は地元の町内文化祭に拙作（北鎌倉界隈で描いた草花の素描３点）を初出品。
町内会の役員の方々が、参加者の絵画、彫刻、書、手芸などを素敵に展示してくださいました。心のこもった展示でほっこり。。。
スタジオ便りをお読みくださりありがとうございました。
また、ここでお会いできましたら嬉しく思います。
北鎌倉の紅葉は11月末から12月初旬が見頃です。
楽しみですね。
皆様、温かくお過ごしください。
望月麻里
日本画俊英作家展「心星展」
Group exhibition
2023年11/27（月）〜12/2（土）参加予定
銀座スルガ台画廊
東京都中央区銀座6-5-8 トップビル2F
27 Nov. – 2 Dec. 2023
Ginza Surugadai Gallery
2F 6-5-8, Ginza, Chuo-ku, Tokyo