東京で山歩き(すみれの花便り4)

 

 

すみれの花便り。
東京・八王子界隈のすみれの山に出かけた記録です。

 

今回は登山家が主宰されているツアーに参加、当日はお天気にも恵まれ、心から楽しめる一日となりました。

 

 

day one(1日目)

 

ツアーの前日に麓の街に到着。
気になっていた登山者向けの定食屋で、素晴らしく美味しい ”出汁まき卵定食” のブランチ。夕食のおむすびも持ち帰り用に注文しました。

この土地の自然や歴史を学ぶためにミュージアム へ。

 

 

 

 

化石のように樹脂に眠るこの山のすみれたち。

 

 

ミュージアムが想定外に楽しくて時間をかけて鑑賞しました。
その後、宿にチェックイン&早めに就寝。

 

 

day two(2日目)

 

ツアー当日、始発のケーブルカーで山上の駅へ。
線路左右にタチツボスミレの群生が一面に咲いていました。

 

 

 

ここからは登山家の先生と参加者3名の方と合流。いざ、出発。

 

季節柄、標高が高いところでは開花が控えめでしたが、このツアーは一面のすみれの海原より、すみれの種類の多さと見分け方が目的。しっかりと学びました。

 

すみれや足元の野草に心寄せつつ、私は山の風景にも魅せられました。落葉高木のカツラの植林が美しかった。

 

 

 

後半は、私も何度か歩いた沢に下り、この土地ならではのすみれや、すみれ周辺の草花も観察できイメージを編みました。

 

私の場合、作品になるまで時間がかかりますが、この山を歩いた軽やかな気持ちを、少しずつ描いていこうと思います。

※環境の保護のため草花の写真は控えました。ご理解願います。

 

 


 

 

pack with me(荷造り)

 

今回の宿泊先は登山者向けのドミトリー、一部屋男女混合10名で二段ベッド。こういうスタイルの部屋に泊まるのは初めてで、パッキングに悩みました。

 

スケッチの時に使っているリュックと手提げバッグ。私の場合、スケッチブックを入れる手提げがどうしても必要なのです。今後はポケットいっぱいのベストでも買おうかな。

 

 

 

帽子、折り畳み傘、メガネ、山のすみれのガイドのコピー。スケッチブックと画材少々。電車内やベッドでリラックスするために読やすい本。

 

 

使い捨てスリッパ(宿のレビューを参考に。)、手袋、着替え。

 

 

バッグに常備しているポーチ。今回は携帯カイロ、アルコールティッシュ、湿布、ワセリンなど。
登山保険(数百円)も加入、登山届はガイドの先生が提出してくださいました。

 

 

鼻炎対策一式。くしゃみと鼻かみはカロリーを消耗するのでトレッキング時は要注意です。

 

 

充電用バッテリー。手持ちのものは旧式で重いので、今後、軽量のものを購入予定です。

 

 

 

 

カップ(宿のレビューを参考に。役立ちました。)とお茶。

今回は常食しているライ麦パンも持参。
登山当日の朝食は、たっぷりの温かいミルクティー数杯とライ麦パンのチーズサンド(カマンベールチーズはコンビニでも購入可)。ミニマムでも自分がホッとできる味をいただきたい。

 

 

 


登山の朝、最寄り駅のロッカーに着替えやカップなどの登山に不要なものを預け、装備は可能な限りミニマムにして出かけました。

 

ドミトリーで同室だった方々は国際色豊かで、私よりずっと若い方ばかり。登山に慣れている方は、登山着のまま寝ているような雰囲気でした。私もそれくらいタフになりたい(笑)。
若い頃に私は富士山山頂に一泊した経験があって、当時の山小屋を想えば今回の宿は快適でした。

 

すみれの花たちの導きで、人・土地・文化との出会い、学びがあり、それらは私にとって愛おしい時間です。

 

 

 

 

 

すみれの花便り

 

北鎌倉の花寺にて(すみれの花便り 1)

福島県へ(すみれの花便り 2)

箱根へ(すみれの花便り 3)

東京で山歩き(すみれの花便り 4)

 

 


 

 

望月麻里
画家・イラストレーター

東京藝術大学美術学部絵画科
日本画専攻卒業

鎌倉市在住
mochizukimari.com

 

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