Mari Mochizuki

DIARY:私のローマ / 長い長い夢 その14

ローマへ再び

 


 

 

 

 

フィウミチーノ空港に着いた時にはローマは雨。

翌朝、部屋の鎧戸を開けると雲ひとつない青空で、
相変わらず小鳥たちの歌も聞こえていました。

 

 

 

 

 

 

ローマ・モンティ地区で開催中の私の個展が、
思いがけず2020年3月末まで会期が延び、再びローマに短期滞在です。

 

 

今回の滞在は、昨年と同じモンティ地区のB&B。
宿に漂う甘い消毒液の香りが、様々な記憶をよみがえらせます。

 

 

 

 

 

 

滞在1日目はまず、
SIMカードのチャージにメルラナ通り Via Merulana へ。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
Basilica Papale di Santa Maria Maggiore から伸びる並木道です。

 

途中のパオリーナ通り Via Paolina の角にある噴水。

 

 

地元の人が水を汲んでいるのをよく見かける噴水です。

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂(一部)と、右手はかつてベルニーニ家族が滞在した建物。

 

 

 

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を眺めながら
街角のカフェで朝食。

 

 

ローマの朝食の定番、ブリオッシュに似た葡萄の酵母のパンにクリームが詰まった”マリトッツォ”。

 

 

 

 

 

 

今回の私の旅のミッションのひとつに小品展の広報があります。

昨春は私がローマに到着した後で
ようやく展示の画像データを受け取れたので、
日本から案内状などの印刷物が持参できずに歯痒い思いをしたのです。
(ポスターや作品カタログ、キャプションはキュレーターにより作成済でした)
これは習慣の違いで仕方ありませんし、
現地でも入稿するようなバイタリティーが私になかったことは反省点です。

 

幸いなことに展示は一年も続いたので、
今年は日本から改めてフライヤーを印刷して持参し
ローマ市内の各所に置くことができました。
本当は昨年の滞在中にこのような活動ができたらよかったのですが、
その思いや希望が叶えられてよかったです。

 

ちなみに、
在ローマ日本文化会館と図書館に置かせていただいたフライヤーは、
早々になくなってしまったそう。

 

静かな反響に幸せを感じて。。。