DIARY:ローマ滞在 ’94〜’95年の絵日記をYouTubeで公開しました。

 

 

いつもありがとうございます。

さて、こちらでのお知らせが遅れましたが、
YouTube動画 更新のご案内です。

 

 

私が1994年から1995年と、1999年にローマで制作した
アート・ジャーナル(絵日記)をスライド動画にしYouTubeに公開しました。

 

デジタルカメラがない時代ですので、
料理をその場では撮影せずに、部屋で思い出して描いていました。
当時は カメラで撮影 → フィルムを使い切るまで数日かかる → 現像も数日かかる。
撮影したイメージをその場で得たり、共有はできませんでした。

 

古い絵日記は経年変色している部分も多くお見苦しいかと想いますが、
後半はローマの生活に慣れカラフルな絵が増えてくるのと、
一番最後に別のブックに描いていた風景スケッチも一枚載せてみました。
のんびり、ご覧くだされば嬉しいです。

 

 

 

 

 

もともと私は、
少女の頃から国外の商品パッケージのコレクションをしており、
ローマ滞在では自然な流れでパッケージやチケットなどをノートに貼りました。

また、高校生の頃から家庭の事情で家族に料理を作っていたので、
当時は珍しかったイタリア料理、イタリアの食材を書き留め、
日本に帰国後に家族に料理を再現しようと考えていました。

 

 

東京藝大卒業後、知人や母校の修道院の仲介で1994年に単身ローマへ。
モンティ地区のホテル内のお部屋に滞在させていただき、
毎日3食、ホテルに併設された綺麗なリストランテで、
ホテルのスタッフ達20〜25名と「まかない」を頂きました。

「まかない」と言っても、普通にお客様が召し上がるテーブルで、
清潔なテーブルクロスも敷いてあり、何でも食べ放題でしたから、
若かった私にはどのメニューも新鮮でした。

 

 

 

 

支持体のノートブックはA4サイズで、
ローマを訪れる前年の’93年にニューヨークを代表する画材店だった
「Pearl Paint 」(2014年に残念ながら閉店)で購入しました。
ノートブックはモレスキンのような黒表紙で、
その表紙にローマで手に入れたレトロ柄のビニールシートを貼りました。

日記の描写は水性ボールペンと色鉛筆彩色です。

 

 

 

 

アートやデザインを仕事にする方ならイメージの源泉でもある
スクラップ・ブックや、アート・ジャーナルが何冊もあるでしょう。
現代だと Instagram や Pinterest が近いでしょうか?

毎日のようにイメージを探し、描いたり、貼ったり。。。
文章に例えるなら、メモや散文的にイメージを具体化していきます。

 

 

当時はセロテープの経年変色も、マチエールとして計算して使いました。懐かしい。。。

 

 

 

YouTube動画の左下の小さなスケッチは、
かつて私がローマの美術館や博物館で描いたエトルリアの工芸品や文様です。
あわせてお楽しみくだされば幸いです。

 

 

今後も、額装&展示できないような作品を
動画で発表できたらと考えています。

 

望月麻里

 

 

 

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