DIARY:私のローマ / 長い長い夢 その9

アンジェリックな日

 

 

 

ランチにお誘いいただいた日の朝。

早めに部屋を出て、コルソ通りのドリア・パンフィーリ宮殿 GalleriaDoriaPamphilj へ。

 

宮殿のカフェ CaffeDoria  は 早朝から開いていて、ガレリアを見学する前に立ち寄るのが好きです。

 

 

いつ訪問しても瑞々しい宮殿のエントランス

 

お天気の良い日に撮ったCaffè Doria 入口。ガレリア側からも入店可能。

 

 

今回訪れた日は 春の嵐 。
ガレリアの作品群を鑑賞中も外は雷雨で、一瞬の雲の流れに青空が広がったり、3月のローマらしいメランコリックなお天気でした。

 

 

 

 

 

 

 

ガレリアを出て、ミネルバ広場 Piazza della Minerva まで歩き、尊敬する画家 べアート・アンジェリコのお墓参りもしました。

 

コルソ通り Via del Corso から待ち合わせの ミラノ通り Via Milano へ。

ローマ在住の翻訳家 Mayumi さん がランチにお誘いくださいました。
ナツィオナーレ通りのエスポズィツィオーニ宮殿  PalazzoEsposizioni 上階で、前から行ってみたかった AntonelloColonna というリストランテです。

 

 

当日は雨だったので、お天気の日に撮影してみました。ナツィオナーレ通りのエスポズィツィオーニ宮殿。

 

 

以前からリストランテの入口がどこなのか不明でしたが、Mayumi さん が ミラノ通り側にあることを教えてくださいました。

 

 

トンネル横の階段をのぼるとエレベーターホールがあります。

 

 

リストランテはガラス張りで、空を近くに感じられる空間、ランチはブッフェ式で野菜中心のヘルシーなメニューです。
ローマに来てから、ずっと食べたいと思っていたお味ばかりで嬉しかった。

 

 

 

 

日頃は、絵の制作のためにお酒は飲まないようにしていますが、久しぶりのシャルドネ、幸せです。

 

 

 

 

メニューは、ポタージュ・リエ 2種、肉料理とパスタも2種ずつ、お米2種とクスクス、野菜料理が9種、卵料理、サーモンのグリルでした。ドルチェはティラミス、パンナコッタ、ブラウニーなどなど。

サーヴィスの方々がとても爽やかでしたし、女性が一人で食事しても大丈夫そうです。

 

何より、Mayumi さんとのお話がご馳走でした。

アート、仕事、文学などの話題と、春の嵐の憂鬱がエッセンスとなり、胸がキュンとするような時間、ずっとお話ししていたい気持ちでした。

 

 

天使は目には見えませんが、より善い方向へ進もうとする憂鬱や緊張、前進するエネルギーのようなものを具体化した姿だと理解しています。

Mayumi さんとの ランチタイム、この胸がキュンとする感じはアンジェリック、天使的でした!
素敵な時間をありがとうございました

 

 

 

ガレリア・ドリア・パンフィーリ美術館のカラヴァッジォ作品群

 

 

この日、夕方になって春の嵐はおさまり、ローマにツバメが到来していました。