アンジェリックな日
ランチにお誘いいただいた日の朝。
早めに部屋を出て、コルソ通りのドリア・パンフィーリ宮殿 GalleriaDoriaPamphilj へ。
宮殿のカフェ CaffeDoria は 早朝から開いていて、ガレリアを見学する前に立ち寄るのが好きです。
今回訪れた日は 春の嵐 。
ガレリアの作品群を鑑賞中も外は雷雨で、一瞬の雲の流れに青空が広がったり、3月のローマらしいメランコリックなお天気でした。
ガレリアを出て、ミネルバ広場 Piazza della Minerva まで歩き、尊敬する画家 べアート・アンジェリコのお墓参りもしました。
コルソ通り Via del Corso から待ち合わせの ミラノ通り Via Milano へ。
ローマ在住の翻訳家 Mayumi さん がランチにお誘いくださいました。
ナツィオナーレ通りのエスポズィツィオーニ宮殿 PalazzoEsposizioni 上階で、前から行ってみたかった AntonelloColonna というリストランテです。
以前からリストランテの入口がどこなのか不明でしたが、Mayumi さん が ミラノ通り側にあることを教えてくださいました。
リストランテはガラス張りで、空を近くに感じられる空間、ランチはブッフェ式で野菜中心のヘルシーなメニューです。
ローマに来てから、ずっと食べたいと思っていたお味ばかりで嬉しかった。
日頃は、絵の制作のためにお酒は飲まないようにしていますが、久しぶりのシャルドネ、幸せです。
メニューは、ポタージュ・リエ 2種、肉料理とパスタも2種ずつ、お米2種とクスクス、野菜料理が9種、卵料理、サーモンのグリルでした。ドルチェはティラミス、パンナコッタ、ブラウニーなどなど。
サーヴィスの方々がとても爽やかでしたし、女性が一人で食事しても大丈夫そうです。
何より、Mayumi さんとのお話がご馳走でした。
アート、仕事、文学などの話題と、春の嵐の憂鬱がエッセンスとなり、胸がキュンとするような時間、ずっとお話ししていたい気持ちでした。
天使は目には見えませんが、より善い方向へ進もうとする憂鬱や緊張、前進するエネルギーのようなものを具体化した姿だと理解しています。
Mayumi さんとの ランチタイム、この胸がキュンとする感じはアンジェリック、天使的でした!
素敵な時間をありがとうございました
この日、夕方になって春の嵐はおさまり、ローマにツバメが到来していました。